2011年02月12日

「愛と青春の宝塚〜恋よりも命よりも〜」

とってもご無沙汰しておりました。

前回の記事を書いて以来、年末から年始にかけて、このブログをどうするかな〜…とつらつらと考えていたのですが…そして未だにどうしようかな〜…と考えているのですが…。

とりあえず、備忘録として書きたいことがありましたので、書いておくことにしました。

先日、青山劇場に「愛と青春の宝塚〜恋よりも命よりも〜」を観に行ってきました。

愛と青春の宝塚.jpg
劇場前の看板。

この作品、ドラマ版も見ておりまして。今は無き新宿コマ劇場で最初の舞台版が上演されたときも行きたかったのですが、そのときは都合が合わずに断念。
今回は、母が好きな真琴つばささんがリュータン役を演じるということで、なんとか頑張って行くことにしました。なぜ「頑張って」という言葉が出てくるかというと、この作品休憩を挟んで約3時間という長い舞台なので、平日夜の上演開始時間が17時なんですね。さすがにこの時間だと、仕事を終えてからだと行くのが不可能なので…せめて週1度でいいから18時半ぐらいからの上演を設定して欲しい…と、前回のときにも思った覚えがあります。

さて。
私が観に行ったのは、2月10日。公演初日でした。
ストーリーは公式サイトを見ていただくとして。

いやもう、やっぱり宝塚のトップスター、すごいですね…!!

何を今更という感じかもしれませんが、存在感ハンパない。かっこいい。芝居凄い。歌うまい。素敵。

先程「長い舞台」とは書きましたが、観ている間は、これっぽっちも時間の長さなど感じさせません。あっという間です。そして、休憩挟んだ後の第2幕は、もう泣きっぱなしです。これ、私が習っているバレエの先生が前回の舞台を観に行ってまして、そのときにこう感想を教えてくれたんだけど…私もホントにそのとおり、泣きっぱなしでした。

考えてみたら、宝塚現役のときには、4人のトップスターが揃って芝居に出るなんてことは、ありえないですよね(いや、そういう舞台もあるけど、フツーの人はなかなか観られない)。
それが今ここで4人揃ってるんだ…!と、間抜けにも途中で気がつきまして、もう圧倒されっぱなしでした。

真琴つばささん、10年ぶりの男役ということでしたが(ということは、羽根しょったのも10年ぶりか…)、格好良い!のひとことに尽きます…!リュータンは戦前の宝塚トップスターという設定ですが、気風の良いトップスターの役を、見事に演じています。「トップスター」とはこうあるべきというものを、舞台の上で遺憾なく見せてくれました。

タッチー役の彩輝なおさん、役的に「実は宝塚が大好きなんだけど、ここへは逃げてきただけで」という設定の引っ込み思案な感じの女の子なので、最初は何事にも控えめだし、やる気もないんだけど、ひとつの恋を終えて、リュータンからトップスターの座を受け継いだそのときの演技が、本当に素晴らしかった…!おおおトップスターだ…!と心底感動しました。

トモ役の星奈優里さん、綺麗な人でした…テレビのときもトモが亡くなるところで泣いた覚えがあったけど、舞台はほぼ号泣…。男役の姿も見られたし、眼福です。

ベニ役の彩乃かなみさん、ベニはちょっとおっちょこちょいな女の子ですが、その役を本当に可愛らしく演じていました。ベニという役に引きずられて見ていたので、なんとなくそう思い込んでしまっていたのですが、やはり最後のシーン、階段上の娘役の位置で踊っている彩乃さんは、間違いなく娘役トップスターのきらびやかな姿でした。

この、役とスターの姿の対比というのが、すごく感動しましたね。切り替えの早さというか…ばーっとオーラが飛んでくるというか…見事な演技でした。

オサム役の松下洸平さん、この舞台では最年少ということでしたが、けなげな漫画好き少年を素敵に演じていらっしゃいました。

速水役の坂元健児さん。素晴らしかった…!他に言うことはないのか、という感想になりつつありますが(笑)、事実なんだから仕方がない(と開き直る)。速水とタッチーの別れのシーンは、涙が止まらなかったですよ。今度30-DELUXの舞台に出られるそうで、すでにチケットを取ってある私としては、また坂元さんが見られると思うと、とても楽しみです。

最後に影山役の岡田浩暉さん。最初の場面、若干セリフが聞き取りにくくて、何か緊張してるのかな?と思ってたんですが、1曲歌い終わった後はそれも融けたのか、しっかり戻ってきたような気がしました。リュータンに告白するシーンは、何か可愛かったな〜。

この舞台は、アンサンブルから脇の人まで、女性はすべて宝塚OGが配役されていまして、それが作品の最大のポイントですね、やはり。なんとなくですが、演じている人たちも、思い入れが違うような気がする。そして、観ているこちらも思い入れが違う。

かつてその場所にいた人たちだからこそできる演技、舞台なんだと思います。

これまで宝塚というところは、出てしまったらそれまで、という感じが無きにしもあらずだったけど、OGが演じられるこういう話が出来たというのは、とても素敵なことだと思います。誰もがそれを愛しているだろうことは、離れても変わらないだろうから。

ちょっとでも宝塚に興味があって、好きかもな、と思うような人には、ぜひ観て欲しい舞台でした。

この日は初日ということもあって、芸能人の方も多くいらっしゃってましたね〜。
私はそういうことにはまったく気づかない間抜けなタイプなので、母があそこに誰がいる、あれは誰だ、とこっそり教えてくれました(笑)。

そうそう、今回からという話ですが、舞台の終演後にダンスレビューがありました。話の終わり方が終わり方なので、もしかしたら賛否両論あるかもしれませんが、私としては最後に素晴らしいダンスが見られるのは、とても嬉しかったです。やっぱ宝塚の舞台の最後はこうでなくちゃ!という気もするし(笑)。

初日、客電がついてもアナウンスが流れても拍手が鳴り止まず(ほどんどのお客さんは帰らず)、もう一度幕が開いて、スタンディングオベーションが起こりました。私も長くいろいろ観てるけど、初日のスタンディングオベーションて初めてかも!

最近「スタンディングオベーションをやりましょう!」という呼びかけをネットでしているというという話を聞いたのですが、やはりスタンディングオベーションというのは、自然発生的なもの。素晴らしい舞台だったからこそ、生まれるものです。実力不足の舞台でそれをやったら、客が役者を甘やかすことになる。それは舞台を観に行く者が、もっともやってはいけないことです。

この日は、正にスタンディングオベーションにふさわしい舞台でした。

キャストさんは日替わりですが、もうひと組のほうの舞台も観てみたいと思いました。
でも時間が…!
…残念…。
posted by Mikkey at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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