2006年08月14日

「ユナイテッド93」

お盆休みということで、さっき映画を見てきました。

今日見たのは「ユナイテッド93」です。

2001年9月11日に起こったニューヨークの同時多発テロの際に、最後の最後まで乗客がテロリストに抵抗した、そのドキュメンタリー映画…と言っていいのかな。

何かとても、感想を書くのは難しい映画なのですが。

怖かった。とても。

この、「怖い」ということの理由なんですが。

例えば私は外国のホラー映画というのは、割と平気なほうです。怖がらせよう怖がらせようとして作る映画は、別にどうってことない。

それよりも、こういった史実に忠実に作られているドキュメンタリー映画のほうに、怖さを感じます。「シンドラーのリスト」とか、感動もあったけれど、怖かった。日本の、これはドラマですが、「私は貝になりたい」のラストのシーンなど、これこそ「背筋に冷水をかけられる」という恐怖を感じました(昔のやつね)。

その怖さは、「人間が成していること」というものの恐ろしさを、目の当たりにさせられるからです。

ゾンビよりも幽霊よりも、人間のほうが怖い。人がどこまで、どれほどのことをやってしまうのか、そのほうが怖い。

この映画もそうでした。あの日あの朝、テロリストが成したこと、その狂気、それに抵抗した人々、最後の瞬間までの恐怖、それを見守る人たちの葛藤。

人間には理性というものがあるはずで、もちろん普段は誰もがそれを働かせて生きているはずなのですが、あるスイッチを入れると、そのものが根本的に変換してしまう。そしてそれは、修正が難しい。

その怖さを、この映画でも見せられたように思います。

5年前のあの日、私は2機目の飛行機がビルに突入するのを、テレビを通じでライブで見ていました。
今回、この映画を見て改めて、あのときのことはしっかりと覚えている自分を確認しました。

何はともあれ、最後が最後なだけに…ほんとに怖かったです。

この映画はノンスポンサーで、遺族の方に慎重に取材をし、管制官のキャストなどは、実際にあの朝仕事に就いていた方も出演されたそうですね。1時間57分、息もつかせぬ展開でした。
画面の片隅でもいいので、事件の起こった時間を表示してくれたらよかったな。記憶を辿りながら見ていたので。

個人的な感想としては…ああ、またこの人の字幕かーと(ため息)。今回はシンプルな会話が多かったから、さして気にならなかったけど…英語字幕が出ているところ以外のアラビア語も訳してくださいよ(怒)。いや、この人にさせればってんじゃなくて、配給のほうでその辺りにも気を配って欲しかったな…だってあのコーランの朗詠には、絶対意味があるはずじゃないですか…。
posted by Mikkey at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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