2008年03月24日

見えない苦労

朝日新聞金曜日の夕刊に「道具ばな史」というコラムがありまして。
今、バレエの衣装であるチュチュの話が連載されています。

以前日記にトウシューズのことを書きましたが、バレエといって思い浮かべるのは、トウシューズと、チュールのふわっとしたスカートのついているチュチュでしょう。

ご存知の方も多いでしょうが、長いスカートがロマンティック・チュチュ、短い円形のスカートがクラシック・チュチュといいます。
どちらのチュチュも、バレエをやっている方ならば、一度は着てみたい憧れの衣装だと思います。

このコラム、現在3回目で、1回目はチュチュの始まり、2回目は語源から男性舞踊手の苦労、3回目は戦後の日本でどうやってチュチュを作ったか、ということが書かれています。3月の金曜日は今度の金曜が最後なので、次で終わるのかな?

2回目の男性舞踊手の苦労ってのが、なかなか一般的には知られていないことだと思います。この衣装のチュールってのは、外から見ると優雅で美しいですが、いざ触ってみるとけっこう固いんですね。ごわごわしてる。ワイヤーが入っているものもあるし、腕に引っ掛けたりすると擦り切れたりするんですよ。短けりゃ短いで皮膚に当たるし、長けりゃ長いで絡まって邪魔。冗談でなく(笑)。

そんな中で、如何にして女性舞踊手の姿を美しく見せるか、映えるように持ち上げるか。これは古典バレエの命題と言っても過言ではありません。

これからバレエを観られる方は、リフトのときに、そんなことに思いを至らせてご覧になっても、バレエの新しい一面が垣間見られるかと…夢もへったくれもないですが(笑)。

ところで、男性舞踊手も大変ですが、衣装を着る女性舞踊手も大変なのですよ、コレ。

主役級の衣装ともなると、さすがに豪華に出来ています。スパンコールやビーズなどもふんだんに飾られ、それはそれは美しい衣装です。

…が。
その分、重たくなるわけなんですね。

ロマンティック・チュチュはまだしも、クラシック・チュチュは、重心が横に広がっているので、本当に重たくなります。あの薄いチュールも、何重にも何重にも重ねられると、それなりに重さができちゃうんですね。
それに加えて、頭に飾るティアラが、これもまた豪華になればなるほど重たくなるわけで。

だから妙な話ですが、レオタードでしっかり踊れていたものが、いざ衣装を着けて踊ると、その重みのせいでふらふらしてしまうこともあるんですね。テレビ番組などでときどき取り上げられるバレエ団のリハーサル場面では、レオタードにチュチュを巻いた姿でダンサーが踊る姿が見られますが、これはそのためのお稽古という意味があります。

女性舞踊手にとって、スカートの捌きというのは、それだけ大変なことなのですね。これって、バレエに限らず、スペイン舞踊なんかでもそうなんじゃないのかな?

私も、大人になってからの発表会のときに、改めて「衣装ってこんなに重かったっけ?」と思いました。髪飾りも以下同文。
子供の頃は、レオタードに短いチュチュをつけた衣装なんかを、発表会では着ていたこともあったので、あまり感じなかったんだと思います。アレはさすがに軽いしね。

つまり、男性舞踊手は、女性の重さ+衣装の重さを持ち上げてるってことで…。

ホントに、いろんな意味で大変な芸術ですよね、バレエって(笑)。
ラベル:衣装 バレエ
posted by Mikkey at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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